資源エネルギー庁では、わが国の「2030年エネルギー政策」のあり方について、広く国民からの提言を求めている(https://wwws.meti.go.jp/enecho/info/teigenbosyuu3.htm参照)。われわれ「エネルギー問題に発言する会」(http://www.engy-sqr.com参照)でもエネルギー政策のありかたについては、これまでも広い観点から検討を重ねてきており、その結果は上記ホームページに掲載している。また必要と判断した時には、関係機関に対して、意見具申、提言等を行ってきた。今回の2030年という長期展望をふまえた提言募集は時宜にかなったものであり、当会としても積極的にこれに応募することを決定した。

提言は個人としての意見を求めているので、会員個々人が提出したものから代表的な意見をここにまとめ、皆様の参考に供したい。提言は6つの設問全部に答える形式になっているので、ここでもその設問毎に提言提出者の意見要旨を掲載することとした。提言締め切りは4月5日であり、本原稿執筆時の3月始めの時点では会員からの提言が出揃ってはいないが、当会会員の意見をほぼ代表していると考えてよい。ここで取り上げた代表的意見提出者は次の5氏である。
天野牧男、伊藤睦、小笠原英雄、益田恭尚、松岡強。末尾に「最後にひとこと」の項を設けて、その他の会員の意見をまとめて記載した。