浜岡水漏れ事件
平成14年6月1日
石川 迪夫
表記の新聞報道に対する林さんの発言 全く同感です。特に、炭素鋼の溶接部に応力腐食割れと主張している評論家 ひどいですな。一体どんな評論家なのでしょうか。枯れ木に花が咲き、男も子供を産むと主張しているようなもの。こんなことがチェック出来ぬ新聞社もデスクも 恥ずかしい限りです。
今回も新聞論調のほとんどが割れと老朽化をつなげて論じていました。マスコミとしては致し方がないのかもしれませんが我々から言えば相も変わらぬマスコミの論調の方が老朽化しています。マスコミの諸君は原子力より古い新聞社が老朽化しているとは何故思わないのでしょう。それは人が代わり時代にあった経営が行われているからでしょう。 同様に発電所も設備を交換して常に若返っていることを是非理解して欲しいものです。
ところで 知事も市長もご立腹のようです。気持ちは良く理解できますが 半年も止めていた発電所の立ち上げ 何も起こらないと考える方が無理。普通なら試運転期間のトラブルで済むところが 今回のは勝手に止めて勝手に立ち上げたもの。定期検査後の立ち上げとは法的な位置ずけが違うのだそうです。法的にはとにかく、半年動かさずにいれば自動車でもエンジンがかからないでしょう。このような工学上の常識は是非理解してもらうとともに、我々はおおいに主張する必要があると思います。
でも、中電も中電、あれだけの事故の後の立ち上げサボッテ居たとは思いませんが不注意もいいところ。しっかりしてもらはねばなりません。漏れを早期に発見したところだけを買います。