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別添資料 (問題提起)

「みんなで見直そうこれからのエネルギー」(エネルギー安全保障のための合意形成) 
 阿部 進

 

*何がエネルギーのリスク・脅威・クライシスなのか

◎構造的リスク(長期的脅威)  持続的可能性(需要と供給の問題)

・資源量の問題をどう見るか

・環境への影響(地球環境の持続的維持)

◎偶発的リスク(短期的脅威)

・供給途絶 (紛争や偶発的事件・・・ランダムショック)

・価格の急上昇

(市場メカニズムで担保出来ない部分の「政策」)

 ◎一国安全保障からの脱却

・中国の石油輸入増大による東アジア全地域での石油輸入が増加

・中東依存度の高まり

   ・地球環境問題

*将来の不確実性との戦い・・・・「戦略的思考の重要性」

   ・日本がパワーゲームに勝ち抜く論理と方法

   ・将来は予測するものでなく「選択するもの」

(可能な限りの選択肢の用意)

*国民の安全保障意識

         日本のエネルギー論は市場経済論が強く、国家戦略として重要なセキュリテイー意識が薄い。

         エネルギーは国民生活の必需品でその代替は無く市場経済だけに任せられない公共政策の必要な分野である。(供給側と消費側の相互理解)

*具体的な政策課題 (原子力の役割)

   ・ 石油代替から不確実性に対する抵抗力など。

   ・ 通り一遍でない原子力の役割の議論が必要。

   ・ 欧州、米国のエネルギー戦略の動き、そしてアジア各国の動き。

*エネルギー産業の育成  (人材の育成)

   ・「国産や保護」よりトップランナーとしての「競争力」強化  

・長期的な研究開発投資:エネルギー分野の技術力強化を目指した研究開発戦略

・原子力技術の様な「総合技術システム」の継続的展開

 

「エネルギー問題に発言する会」で果たせる役割