7・2 エネルギー問題
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エネルギーは生物が生きてていく上においてなくてはばらないものである。特に人間社会においては、18世紀の産業革命以降、文明を支える上に必須のものとなっている。文明の進歩により人口も増加の一途をたどり、文明を支えるため、一人当たりのエネルギー消費量も急速に伸びていった。この相乗効果により化石燃料の消費量は加速度的に増加した。
これにより二つの大きな問題が発生した。化石燃料資源の枯渇と、化石燃料の燃焼により発生する二酸化炭素ガスのによる地球温暖化である。この結果、現代社会は経済成長、エネルギーの確保、地球環境の維持という、相矛盾する3つの課題(トリレンマと呼んでいる)をうまく調和させて解決していかなければならないという宿命を負うことになった。この地球規模の課題を人間の英知で解決していくことが、21世紀の人類に与えられた使命である。詳しくは「エネルギー問題と原子力」、会員座談会記録「みんなで選ぼうエネルギー」等を参照されたい。 (益田恭尚)