2003年4月以降の最新を掲載 (以前の分は左記の分類または検索から閲覧) |
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「もんじゅ」の廃炉問題(その3) | 2016/10/17 碇本岩男 | ||
下記のつづき、(その3)です。 | |||
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「もんじゅ」の廃炉問題(その2) | 2016/10/14 碇本岩男 | ||
下記のつづき、(その2)です。 | |||
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「もんじゅ」の廃炉問題(その1)」 | 2016/10/13 碇本岩男 | ||
「 もんじゅ」の廃炉を含めた抜本的な見直しとの結論を出した(9/21)関係閣僚は、科学、工学、「もんじゅ」の経緯と実情、NRAの勧告の不合理さなどの情報をどのくらい得て、どこまで理解しているのであろうか。この関係閣僚が下した結論は、高速増殖炉(FBR)技術の衰退だけではなく、核燃料サイクル政策の停滞、2018年に迫っている日米原子力協定批准への影響、原発立地県民の不信による軽水炉新設の阻害などを招く、暴挙といっても良い結論である。 10月7日には第1回の高速炉開発会議が開催され、今後の高速炉の開発方針について協議されることになるが、事実誤認により間違った内容となっているNRA勧告ありきの議論になってしまうことが懸念される。そもそも「もんじゅ」が長く止まっている理由は何だったのか、「もんじゅ」の建設は何のためであったのか、「もんじゅ」を廃止すべき理由は何なのか、など、「もんじゅ」の廃炉問題を根本から考えてみたい。長くなるので、3回に分けて意見を述べることとする。 |
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「反原発団体声明への反論(その3)」 | 2016/9/14 碇本岩男 | ||
原子力市民委員会という反原発団体があり、7月21日に声明文を公表している。この声明文の著しい事実誤認、恣意的な事実歪曲があり、それを指摘したい。すでに掲載した(その1)(その2)のつづきです。 | |||
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「反原発団体声明への反論(その2)」 | 2016/9/11 碇本岩男 | ||
原子力市民委員会という反原発団体があり、7月21日に声明文を公表している。この声明文の著しい事実誤認、恣意的な事実歪曲があり、それを指摘したい。 | |||
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「反原発団体声明への反論(その1)」 | 2016/9/7 碇本岩男 | ||
原子力市民委員会という反原発団体があり、7月21日に声明文を公表している。この声明文の著しい事実誤認、恣意的な事実歪曲があり、それを指摘したい。 声明文が長いので3回に分けて指摘したい。 | |||
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「再稼働反対理由の不思議(その2)」 | 2016/8/22 碇本岩男 | ||
四国電力伊方原発3号機が8月15日に並列(送電系統との接続)となった。昨年の8月、10月に稼働した九州電力川内1、2号機、今年の1月、2月に起動した関西電力高浜3、4号機(現在は仮処分で停止中)に続いての原発稼働である。しかし、福島事故から5年が過ぎた今でも、某野党の機関紙かのごとく非論理的、非科学的な反原発記事を書き続ける朝日、毎日、東京新聞は、川内、高浜原発の再稼働時と同様、伊方原発の再稼働についても、佐田岬半島住民の避難計画、中央構造線断層帯が近くを走っていること、川内原発に対して鹿児島県知事が停止要請をしようとしていること、などを理由に再稼働反対記事を書いている。反対記事の内容には特徴があり、人が暮らしていく中に多くあるリスクとそのリスクの大きさは無視して、原発のリスクだけを騒いでいること、既に科学的に決着がついていることでも、科学(事実)を無視して反原発に都合の良い嘘を並べていることである。つづく・・・ | |||
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「島崎前NRA委員長代理の基準地震動過少評価騒動」 | 2016/8/3 碇本岩男 | ||
原子力規制委員会(NRA)の前委員長代理であった島崎邦彦氏が、日本地球惑星科学連合2016年(5月25日)大会での口頭発表と、岩波科学の2016年7月号での論文発表で、基準地震動の策定で用いている入倉・三宅(2001)式が、過去の地震の分析により過小評価となることが明らかになったことを主張した。現在、新規制基準により原子力発電所の設計地震力の見直しが行われ、従来よりも大幅に大きくなっているが、それでも過小評価となっていると言っているのである。つづく・・・ | |||
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朝日新聞デジタル 「戦後の原点、忘れたか 元早大総長、メディアに深い憂慮」に対する私の意見 | 2016/7/24 西郷正雄 | ||
掲記コラムの西原元早大総長のご発言は、今のメディアに訴えたいこととしては、ご賛同致します。ただ、非常に気になることがございます。それは、公式発表に偏りがあるなら政府に真実を伝えさせ、自らも真実を伝えるよう努力するというあるべき姿のジャーナリストもいるとは思いますが、むしろ次の2つの考えに基づく記事を報道するジャーナリストが多くなっていることだと思います。つづく・・・・ | |||
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「日印原子力協定の早期締結が日本にとってもプラスだ」 | 2016/6/23 金子熊夫 | ||
昨年12月半ば訪印した安倍晋三首相とナレンドラ・モディ印首相との間で、日印の民生用原子力協力を可能にするための2国間原子力協定に関して「原則合意」に至った。長年日印の原子力協力の重要性を一貫して唱えてきた者として、大変喜ばしいことである。勿論、これは、あくまでも「原則的な合意」(agreement in principle)であって、協定案の細部について未解決の点がいくつか残っているので、現在も交渉を継続し、最終的な詰めを行っている。すべての問題点について完全に合意に達し、協定案が署名されるのはおそらく今年の夏頃になるだろう。つづく・・・・ | |||
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「日米原子力協定の『2018年問題』」 | 2016/6/21 金子熊夫 | ||
現行の日米原子力協力協定は2018年7月に30年間の有効期限を迎えるが、日米いずれかから特別の提案がなければ、現行協定がそのまま自動延長となる仕組みになっている(16条)。つづく・・・ (2016/6/15、電気新聞掲載) | |||
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「トランプ氏の日本核武装論」 | 2016/6/21 金子熊夫 | ||
次期米大統領選の共和党の候補指名争いで、相変わらずトップを走り続けている「不動産王」ドナルド・トランプ氏の外交政策がこのところ注目されている。3月末、ニューヨークタイムズ記者との長時間インタビューにおいて、とくに日本と韓国を名指しし、「米国の『核の傘』を含む防衛努力にタダ乗りするばかりで、米軍駐留費も十分負担していない。もっと自助努力をさせるべきで、北朝鮮や中国の核脅威に対処するためにも日韓には核武装させた方がよい」と語ったからだ。つづく・・・ | |||
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「沿岸海底下に最終処分場を」 | 2016/6/21 金子熊夫 | ||
原子力の安全性は福島事故後著しく改善・強化されており、耐震性は今回の熊本地震でも十分証明されたと考えられる。しかし、他にも未解決の問題が多々ある。最大の問題点の一つは、使用済み核燃料の再処理後に出る高レベル放射性廃棄物の処分だ。つづく・・・・ (2016/5/20読売新聞、論点に掲載) | |||
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「今の原子力規制委員会の審査方法に安定性と信頼性の揺らぎを感じる」 | 2016/6/20 大野 崇 | ||
大飯原発の運転差し止め訴訟の控訴審において、原子力規制委員会の元委員長代理が、自分が手掛け、原子力規制委員会として承認した「基準地震動」が「評価手法が過小評価となる可能性がある」との陳述書を原告側の証人として提出したという一連の報道がなされた。原子力規制委員会の元委員長代理が、あろうことに、自分が手掛け原子力規制委員会として正式に承認した「基準地震動」に疑義があるとして、司法裁判において原告側の証人として陳述書を提出したことに、今の、原子力規制委員会の審査の安定性、信頼性に強い懸念を感じるのである。つづく・・・ |
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「NRA委員長の記者会見(4/18)発言の間違い−公式訂正を促す−」 | 2016/4/26 碇本岩男 | ||
原子力規制委員会(NRA)委員長による臨時記者会見が4月18日にあった。この日の午前中に熊本地震に関係して臨時の規制委員会が開かれたことを受けたものである。この記者会見の中で、記者の質問に対し、小林耐震総括官が意味不明な発言をしたために、田中委員長が、基準地震動に関して明らかに間違った発言をしてしまった。20日の定例記者会見でも間違った発言を繰り返し、26日現在、訂正されていない。熊本地震が収束していない中での原発の耐震設計に係る重大な問題であり、その影響が大きいので間違いを指摘し、NRAに代わって修正し、NRAに公式に訂正することを求めたい。 | |||
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「GEPR記事『もんじゅ再稼働、安全性の検証』への異論」 | 2016/4/14 碇本岩男 | ||
4月4日のGEPRに「もんじゅ再稼働、安全性の検証が必要」という東工大高橋実教授(科学技術創成研究院先導原子力研究所)の記事が掲載されている。 このタイトルに異議はないが、記事の内容には、異議がある。筆者は機械技術屋であり、安全については専門ではないが、この記事の内容は、原子力発電プラントの安全性確保の考え方、炉型の違いによる特徴、特性を十分理解できておらず、ナトリウム冷却炉の危険性を煽っている内容に思える。そこで、この記事に対する筆者の主張を述べてみる。なお、筆者の主張は、2014年春の原子力学会で報告されている内容に基づいている。 | |||
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「 もんじゅ」再生に向けて | 2016/4/13 早瀬佑一:早野睦彦 | ||
昨年11月の原子力規制委員会(規制委)の「勧告」を受けて、文部科学省の「『もんじゅ』の在り方に関する検討会(有馬検討会)」をはじめとして、様々な議論がかわされている。東電福島原子力事故を経験した我が国で、将来のエネルギー供給とその中で「もんじゅ」をいかに位置付けるか、冷静、かつ、現実的視点にたって、考察することが肝要である。以下に、エネルギー供給の現状と将来の課題の認識をもとに、「もんじゅ」再生に向けた提言を取りまとめた。 | |||
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「読売新聞への手紙」 | 2016/2/21 碇本岩男 | ||
少し前になるが、2月2日の読売新聞朝刊の「論点」に「火力発電投資見直し必要」というタイトルの山家公雄氏の主張が掲載された。聞き手に読売新聞編集委員の名前が掲載されていたので、山家氏の主張を、読売新聞編集委員がまとめた記事ということなのであろう。今回の山家氏の主張も間違った主張と思われる箇所が多くあり、筆者には疑問だらけであった。そこで、エネルギー問題の専門家である小野章昌氏に相談し、見解を得た上で、読売新聞に筆者の疑義を伝える手紙を送ることにした。その手紙の内容を紹介する。 |
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「NHKクローズアップ現代 ”夢の原子炉”はどこへ〜もんじゅ”失格”勧告の波紋〜」 | 2016/1/29 碇本岩男 | ||
2ヶ月近く前になるが、12月8日にNHKの「クローズアップ現代」で首記の番組が放映された。11月13日付で原子力規制委員会(NRA)が日本原子力研究開発機構(JAEA)の監督官庁である文部科学省(MEXT)に出した勧告を取り上げた番組である。当会で抗議した2014年12月21日放映のNHKスペシャル「メルトダウンFile.5 知られざる大量放出」程の事実誤認、やらせなどのひどさはないものの、NHKが原子力を扱ったこれまでの番組同様に、公正、公平さに欠け、視聴者に真実を伝えようとした姿勢がまったく感じられない番組になっていた。クローズアップ現代は3月末で打ち切りになるとのことではあるが、12月8日の内容について、その問題点を指摘する。 | |||
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「原子力規制委員会と『もんじゅ』(その2) | 2015/12/17 碇本岩男 | ||
前回(12月8日付)の「私の意見」に続いて「もんじゅ」保守管理上の不備に対しての原子力規制委員会(NRA)による文部科学省(MEXT)への勧告について取り上げる。今回は、勧告文の内容について、非論理的、非科学的であることを指摘して反論を述べてみたい。 |
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「原子力規制委員会と『もんじゅ』」 | 2015/12/8 碇本岩男 | ||
今日(12月8日)で「もんじゅ」2次系ナトリウム漏洩事故からちょうど20年となる。この「もんじゅ」について原子力規制委員会が文部科学省に対して、半年以内に運営母体を見直すよう勧告が11月13日付で大臣宛にが出された。この勧告を発する判断をしたことは、いずれも多くの事情、背景が絡んでいて難しい問題であるが、筆者なりの意見を述べてみたい。 | |||
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IEA「世界エネルギー見通し2015」の注目点 | 2015/11/27 小野章昌 | ||
IEA(国際エネルギー機関)は恒例の「世界エネルギー見通し2015」を発表しました。特に注目すべき点に絞ってその内容をご案内し、解説を加えます。なおこのレポートの中心となっているシナリオは「新政策シナリオ」と呼ばれるもので、気象変動対策として各国政府がIPCCに提出した政策目標を含めて最新のエネルギー政策をベースに2040年までの需給見通しを作成しています。 | |||
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「原発事故後の憲法違反・法律違反の施策を見直し、国民の信頼を回復しよう」 | 2015/11/1 若杉和彦 | ||
“安保法案は憲法違反だ”と喧伝されたが、福島原発事故後は憲法違反や法律違反の施策がまかり通っている。弁護士もマスコミもこのことをほとんど発言しない。安保法案が国際的に重要であるのと同様、原発問題は将来のエネルギー確保を左右する国内で最重要課題だ。このまま放っておくと原発に対する国民の信頼が失墜し、社会に対するその寄与が正当に理解されず、国の将来が危ういので意見を述べたい。 | |||
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「読売新聞10月19日一面記事の違和感」 | 2015/10/26 碇本岩男 | ||
読売新聞10月19日朝刊の、編集委員・増満浩志氏による一面トップの署名記事には驚いた。JAEA(原子力機構)茅野政道氏等の、福島事故の放射性物質大気放出の研究結果を取り上げた記事であるが、あまりに唐突であり、記事の内容も一面トップで報道するに値するとは筆者には思えず、違和感があったからである。そこで、この記事についての筆者の違和感を述べてみる。 | |||
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「嘉田前知事の原子力学会誌掲載記事について」 | 2015/10/9 碇本岩男 | ||
日本原子力学会誌「ATOMOΣ」9月号(Vol.57)に前滋賀県知事である嘉田由紀子氏の「地方自治と原子力防災計画 『今だけ』『金だけ』『自分だけ』の原発政策に引き裂かれた“被害地元”の知事として」という記事が掲載されている。原発再稼働への反対理由として、4つの理由が示されている。反原発派だけではなく一般の人でも、著名人である嘉田前知事のこの反対理由に同感する人は多いと思えるので、再稼働、原発推進を支持する筆者の考えを述べてみたい。 | |||
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「毎日新聞記事”揺れる『ものづくり』再生の道は”の感想」 | 2015/10/3 碇本岩男 | ||
「失敗学会」を立ち上げた「失敗学」の権威であり、福島事故の政府事故調の委員長を務めた畑村氏の発言に基づく記事であるが、長年、「ものづくり」メーカに勤めた筆者には、この記事の内容、畑村氏の発言とされる内容に違和感を持ってしまった。ただし、この記事は、インタビュー結果をそのまま載せているのではなく、インタビュー内容を基に毎日新聞記者がまとめたものであり、虎の威を借りて、記者の主張を示した可能性もある。このため、畑村氏の真意を正しく記事にできているかは不明である。つづく・・・ | |||
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「 現在のわが国の原子力発電所の安全性は極めて高く、福島原発的事故の再発は考えられない」 | 2015/9/15 富樫利男 | ||
一般国民の大多数が反原発に傾いているのは、大半のマスコミの論調が極めて情緒的な原発反対論に終始している事と併せて、然るべき専門家からの国民への説明が不足している事が大きい要素であると考える。この事態は、原子力発電に関し、長年技術者として関わってきた者の一人として看過出来ないので、国民が最も疑問を抱く原子力発電所の安全性について、技術者として私見を述べてみたい。 | |||
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「再稼働反対理由の不思議」 | 2015/8/19 碇本岩男 | ||
九州電力川内原発1号機が8月14日に並列(送電系統との接続)となった。関西電力大飯4号機が2013年9月15日に停止した以来約2年振りの原発稼働である。しかし、福島事故から4年が過ぎた今でも、メディアのアンケート結果によると原発再稼働に反対する人は多い。再稼働反対の明確な理由はなくても、多くの人が、福島であんな事故が起きたのだから再稼働は嫌だ、と思う気持ちがあることは不思議なことではなく、理解できることである。しかし、国の存亡に関わるエネルギー問題、再稼働問題は、好き嫌いというような感情で判断するような問題ではないのである。つづく・・・ | |||
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「日経ビジネス記事への反論」 | 2015/8/4 碇本岩男 | ||
7月30日の日経ビジネスに、作家の黒木亮氏の「東電・吉田昌郎を描いて見えた原発の“嘘”」という記事が載っている。今回の黒木氏の主張もそうであるが、これまでも反原発を主張する理由、根拠を見ると、エネルギー、原発問題は、科学的、技術的問題であるにも関わらず、その多くが断片的な情報に基づく情緒的な主張になっており、科学的、技術的な根拠はまったくないのである。今回の黒木氏の主張もこれまでの反論で包絡されるが、人気作家で影響が大きいことから、取り上げて反論することにした。 | |||
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「blog 『福島信夫山ネコの憂うつ』の紹介」 | 2015/6/7 碇本岩男 | ||
信夫山ネコを名乗る匿名のblogであり、語りがネコ調で読みにくい点があり、「反原発」派の主張への対抗上、汚い言葉も使われているが、しっかりとした調査と、内容の精査で多くの正しい情報を示してあり、「反原発」派がいかにデマを流してきたかを、科学的、論理的に分かり易く説明しているのでこのblogを紹介したい。 | |||
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「誤解だらけの「高レベル放射性廃棄物の処理処分」 | 2015/4/23 青木克忠 | ||
原子力平和利用の最終段階である「高レベル廃棄物の処理処分」について、我が国ではとっくの昔からその方法をガラス固化体による深地層処分として、その実現のために必要な研究開発を着々と進めてきた。そして、使用済み燃料の全部を再処理することを原則としてきた。つづく・・・ 添付資料(1):隣のおばちゃんにも分かるQ&Aと琥珀の話 添付資料(2):毎日新聞記事(2/28) |
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「事故4年目の原子力規制委員長訓示に思うこと」 | 2015/4/17 大野 崇 | ||
少し旧聞となるが、事故から4年目を迎えるこの3月11日に、原子力規制庁において、田中俊一委員長訓示が行われた。今後の原子力規制委員長として規制の舵をどう取るかを示すことを期待していたものにとって、精神訓示に終始する発言にむなしいものを感じた。つづく・・・ | |||
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「地域独占と総括原価方式を振り返って」 | 2015/4/1 宅間正夫 | ||
原子力の技術の方々から、電気事業のシステム改革を目前にしている今の電気事業の経営の基本がわかりにくい、とよく言われる。そこで、原子力から少し離れて64年前の1951年に行われた「電力再編成」を振り返りつつ、素人の論であることをご容赦願いながら、改めて電気事業の経営の要点のうち、題記の2点に触れてみたい。 | |||
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「情報開示についてー私論」 | 2015/4/1 宅間正夫 | ||
自ら現場の所長や本社の広報担当時代に悩んだ様々なことについて、小生の経験から自省の念を込めて2点ばかり記してみます。 | |||
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「原子力はエネルギーの大黒柱タレ」 | 2015/3/30 小須田紘一 | ||
3月20日原子力学会春の年会に参加しての感想を述べる。 | |||
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核燃料サイクルの必要性 | 2015/3/17 碇本岩男 | ||
日本の核燃料サイクルについては、高速増殖炉「もんじゅ」、六ケ所の再処理施設の運転開始が遅れていることもあり、原発(軽水炉)の推進、再稼働には賛成している人でも、核燃料サイクルには否定的な意見を持っている人もいる。筆者は、核燃料サイクルに係わる仕事をしてきたこともあり、エネルギー問題の中での核燃料サイクルの必要性について改めて考えてみたい。 | |||
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エネルギー問題は科学的・論理的問題 | 2015/2/19 碇本岩男 | ||
事故から約4年も経って、事故後、慢性的低線量被曝の危険を過度に煽っていた人達が言っていたことが間違い(あるいは嘘)であったことは福島の調査、専門家の論文等で明らかになっている。それにも係わらず、何故未だに、誤った情報を伝える番組、印象操作で誤解を生ませる偏向番組がメディアから多く流れるのであろうか。 | |||
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原発敷地内破砕帯の調査 有識者会合 | 2015/2/6 碇本岩男 | ||
ほとんどのメディアが、敦賀原発敷地内破砕帯有識者会合のひどさについては取り上げていない。活断層に関する専門的なことは分からなくても、そのひどさが一般の人にも比較的分かるように整理されている文書があるので紹介しておく。 | |||
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若者からの質問 | 2014/12/19 碇本岩男 | ||
12月初めに、広島で十代の若者(学生)と、エネルギー、原子力などについて話す機会があった。3時間以上という長い時間、若者の疑問、質問、意見を聞き、筆者は、回答や、意見述べさせてもらった。つづく・・・ | |||
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結果が示された | 2014/12/8 碇本岩男 | ||
本会の私の意見「判断材料の提供(その2)」を基に「保全の潮流」(日本保全学会)に投稿した「低線量被曝の人体への影響について」を、ある宗教学者がTwitterで取り上げている。無名な筆者の主張を、大学教授でもある宗教、倫理学者にせっかく取り上げてもらったので、Twitterの内容について筆者の考えを述べることにする。 | |||
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倫理と原発 | 2014/11/26 碇本岩男 | ||
福島第一原発事故の約1ヶ月後の4月初めに、ドイツは倫理委員会を招集し、5月には、この倫理委員会の結論に基づき、改めて脱原発政策を選定した。筆者は技術屋なので、倫理、哲学、宗教という分野の学問的知識は皆無であるが、人の道についての問題ではなく、原発に限らず技術分野の問題に倫理を絡ませることに危うさを感じてしまう。つづく・・・ | |||
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メガソーラ受入れ拒否の問題;関係者は真摯な対応を急げ 再生エネ急成長に、電力の内部事情の告白を込めて |
2014/11/28 竹内哲夫 | ||
この秋口から再生エネ(太陽光、風力)の事業者から、これで発電した電力を既存の電力線へ送る申し込みが殺到し、それに対して電力側が保留(ないし拒否)し、日本各地で大騒動になった。いわゆるメガソーラ元年ともいう年になった。つづく・・・ | |||
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「原子力の社会現象を”心”を通して観てみてら」 | 2014/11/26 宅間正夫 | ||
3.11の東京電力福島第一原子力事故以降の原子力と社会とのかかわりを見るにつけ、“心”という切り口から観てみないと起こっている様々な現象の因果関係に腑に落ちないことが数多あるようだ。「心理学では」と構えられるとズブの素人が何を言うか、と言われそうだが、臆面もなく素人なりに気が付いたことを述べてみたい。 | |||
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東電の需給状況の推移解説と 〜太陽光大型メガソーラの参入拒否問題が浮上して〜(PDF) 参考資料(PDF) |
2014/11/10 竹内哲夫 | ||
80歳超の東電OB、27年前職場は火力発電所所長で、高度成長真っ只中で停電阻止に心血を注ぎ人生の1つのトラウマとなっている。このたび職場懇談会で後輩からもぎ取った需給状況図で老人は現世の変革に感慨にふけり、また驚愕を覚え一言提供。つづく・・・ | |||
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「例えて言えば」 | 2014/11/2 碇本岩男 | ||
未だに「安全」の意味を理解できずに、相変わらず脱原発、再稼働反対を主張する政治家、著名人、一般の人も多くいる。そこで、原発ではなく、身近にある事柄などで例え話にして、日本人の暮らしにおいて脱原発、再稼働反対の主張が、いかに不合理であるかを示してみたい。 | |||
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「そこまで言って委員会」 | 2014/10/26 碇本岩男 | ||
今回は「たかじんのそこまで言って委員会」という讀賣テレビの番組を取り上げる。この番組は報道番組ではなく、パネリスト(出演者)が自分の意見を述べる番組なので、発言は自由である。ただし、原子力関連のテーマでは、一部出演者の反原発の意見の基になっている根拠に間違いや問題点があり、この番組が放送されている関西では人気番組なので、間違い、問題点を指摘し、正しい情報を提供しておく。 | |||
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「極東ガラパゴス王国の退化論 日本は大丈夫?」 電力自由化特に発送電分離方策に物申す |
2014/10/20 竹内哲夫 | ||
ガラパゴス島にダーウィンが訪れた進化論は有名だが、日本を極東ガラパゴスと仲間内で自嘲している真意は日本に外国情報は入るが、特別に誇張、歪曲し奇想天外な自国流の常識、節理を作ってしまい国際的に退化する癖がある。早トチリはやめて欲しい。つづく・・・・ |
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「福島事故の影響を見誤ってエネルギーの選択を誤ってはならない」 | 2014/10/19 若杉和彦 | ||
国のエネルギー政策をめぐり、原発再稼働の方針を採る自民党政権と脱原発を主張する民主党や世論との間で対立が続いている。いずれも国民の幸せを願ってはいるのだが、その選択は国の浮沈に関わる重大問題であり、国民の目が福島原発事故の影響を見て曇るようなことがあってはならない。ここでは事故の影響を科学的事実とデータから論じ、一般の批判を仰ぎたい。 | |||
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「報道ステーション」原子力報道の問題点 | 2014/9/30 碇本岩男 | ||
テレビ朝日の「報道ステーション」の報道内容については既に多くの批判があり、今更ではあるのだが、公共の電波を独占的に使用することが認められているテレビの場合には、その影響が大きいこともあり、報道ステーションの9月8日、10日の原子力関連報道内容については、今後は報道ステーションを目にする機会もないと思うので問題点を指摘することにした。 | |||
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「真実は曲げられない」 | 2014/8/20 碇本岩男 | ||
8月5日の朝日新聞の朝刊で、軍による従軍慰安婦の強制連行があったとする吉田清治氏の証言は事実と異なるので、以前からの強制連行関連の記事(1982〜1997年)を取り消す。との報道を行った。結局は、真実を曲げることはできなかったのである。つづく・・・ | |||
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「日本の異常な状態」 | 2014/6/22 碇本岩男 | ||
福島原発事故から3年以上過ぎても運転している原発が1基もないという事態は、技術屋から視ると異常である。何故、異常なのかということと、異常な状態が何故続いているかについて私見を述べてきたい。つづく・・・ | |||
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「福井地栽判決についての見解」 | 2014/6/5 碇本岩男 | ||
5/21に、福井地裁が大飯3,4号機の運転を差し止める判決を出してから10日以上が経ち、既に、識者、団体から批判が出ているので、今更の感はあるが、技術屋としての見解(反論)を述べてみる。つづく・・・・ | |||
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原子力規制委員会とJANSI(原子力安全推進協会)との意見交換 | 2014/5/14 西郷正雄 | ||
2014/4/22に行われた、原子力規制委員会とJANSIとの意見交換を視聴して、私の安全に関する考えを整理し、感想をまとめてみました。以下に@私の安全に関する整理。A意見交換の感想。B意見交換の概要。を示します。 | |||
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「偽りの約束への反論」 | 2014/5/8 碇本岩男 | ||
ロバート・ストーン監督の「パンドラの約束」という映画が日本でも公開されている。この映画の主張にに対し、アメリカの環境保護団体が2013年8月に「偽りの約束」という反論レポートをアメリカで発表し、この和訳が原子力資料室のホームページに掲載されている。ここで述べられている反論主旨に対して、日本人の視点となるが、筆者が逆に反論してみることにした。つづく・・・ | |||
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「石川迪夫著「考証:福島原子力事故」の読後の感想文 | 2014/5/6 宅間正夫 | ||
本書は、一言で言って、国際的に見ても福島原子力事故の本質に迫る大作・名著である、と確信している。私は、原子力の安全に関して我国のみならず世界的にも著名な著者が渾身の力を込めて、原子力関係者に伝えたい気持ちを書に表わしたもの、と受け止めており、理論・解析と現場・実験の双方に精通された著者でなければ到底なし得ない偉業である、と感じている。つづく・・・ | |||
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「石川迪夫先生の近著紹介」 | 2014/5/5 松岡 強 | ||
石川迪夫先生の近著の「考証福島原子力事故[炉心溶融・水素爆発はどう起こったか]」の本を読みました。やっと本物の事故調査報告書に巡り会えた思いです。つづく・・・ | |||
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「今の原子力規制委員会の審査は何が問題か」 | 2014/4/20 大野 崇 | ||
現在、審査は大幅に遅れ、昨年の7月16日の第1回審査会合から105回を経たこの4月10日においても審査が続いている。されに審査が終了してもパブリックコメント並びに公聴会により広く意見を求め審査書に反映させたいという新たな方針が加わり、再稼働の先が見えない状況にある。このような状況をつくり出している、今の原子力規制委員会の審査の問題点につき、私見を述べたい。 | |||
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「判断材料の提供(その2)」 | 2014/3/29 碇本岩男 | ||
放射線被ばくに関するこれまでの筆者の主張について、読者に、エネルギー問題、原子力発電の是非を考えてもらうための判断材料として提供したい。 | |||
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「原子力規制委員会の見識を疑う」 | 2014/3/5 松永一郎 | ||
原子力規制委員会により昨年7月制定された「新規制基準」に対する適合性審査が、先行する4社6原発についてようやく大詰めを迎えている。ところが、2/12の定例の原子力規制委員会において田中委員長から唐突に、「第1号の審査書案ができた時点でそれに対する科学的・技術的意見を一般募集したらどうか」との提案がなされた。つづく・・・ | |||
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「事故と事象」−田中NRA委員長の記者会見ー | 2014/3/2 碇本岩男 | ||
2/26の原子力規制委員長の記者会見で、「事故と事象」について記者からの質問があり、田中委員長が回答している。その回答内容は、東電の対応(発言)が不適切であるかのような誤解を生じる内容となっているので、回答内容の誤りを指摘し、東電の発言が適切であったことを述べておきたい。 | |||
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映画「パンドラの約束」鑑賞記 | 2014/3/2 中神靖雄 | ||
映画「パンドラの約束」が4月に各地で公開上映されるに先立ち、試写会がありました。監督ロバート・ストーンは長年原子力反対派として知れてきましたが、地球環境が悪化する中、この20年間自然エネルギーは救い主にならず、「貧困から逃れ、地球温暖化を避ける唯一の道は原子力エネルギーかも」との視点から、原子力に異を唱えてきた環境保護主義者が主張を180度転換させた人々の声を紹介し映画にしています。 | |||
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「判断材料の提供」 | 2014/2/22 碇本岩男 | ||
福島第一原子力発電所の事故により、原子力発電、放射線に関する情報がメディアから大量に流され、国民の多くが、これらの情報に関心を向けてことは、日本のエネルギー事情、原子力発電の仕組み、安全性など正しく国民が理解する上で、本来は良いことであったはずである。しかし、つづく・・・・ | |||
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「政治家への期待」 | 2014/2/13 碇本岩男 | ||
3.11の原発事故を経験した今の日本の状況を踏まえ、既に現実的なエネルギー政策を掲げている与党だけでなく、野党の代表として前政権を担当し、大飯原発の再稼働を果たした民主党にもエネルギー政策について正しい判断をすることを期待し、政治家に対する筆者の思いを述べてみたい。 | |||
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「電力エネルギーの経済性は中長期視点でー系統、電源、資源ー」 | 2014/1/25 石井陽一郎 | ||
現在、政府によりエネルギー基本計画の策定が進められている。原発は重要ベース電源と位置づけられた。この問題は安全性、地球温暖化対策、国民の生活環境、貿易収支、わが国産業と深くかかわり合っている、さらに人口、需要、産業の質、省エネ、など技術開発を踏まえより中長期的な見通しの元に近未来を俯瞰する姿勢が大切であろう。つづく・・・ | |||
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「エネルギー政策を政争の具としてもてあそぶな」 | 2014/1/24 益田恭尚 | ||
細川元総理が、先に「即時原発ゼロ」を主張した小泉総理の応援を受けて、都知事選に立候補した。誠に奇異な感じを受けたのは筆者だけでないだろう。心ある国民の多くが、何かおかしいと感じている筈である。つづく・・・・ | |||
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「報道の自由:原子力報道」 | 2013/12/14 碇本岩男 | ||
特定秘密保護法案の国会での審議、採決に伴い、本法案に関する報道が多くなされ、国民の知る権利の侵害である、報道の自由を奪うものであるなど、反対する論評もなされている。法案の是非ははともかく、これまでの原子力に関するメディアの間違った、あるいは恣意的な報道を目にしてくると、国民の知る権利、報道の自由とは何かについて考えさせられる。つづく・・・ | |||
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またやったNHKTVの問題放映 | 2013/12/3 林 勉 | ||
12月1日のNHKスペシャル「汚染水流出の真相」も問題放映であった。この番組表には、「衝撃映像・原発最深部新たな汚染ルート判明放射能との苦闘は続く」との説明文がついており、何事かと思い強い関心を持ってTVにかじりついた。つづく・・・ | |||
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技術屋の視点(その2) | 2013/12/2 碇本岩男 | ||
私の意見「技術屋の視点」(2013/5/28)として掲載された原稿の続編である。前回、技術屋の視点とは、本質、ポイントを理解した上で物事を視る、考えることであることを述べた。今回は、技術屋がどのように考えて物事の是非を判断しようとしているかを紹介する。 | |||
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賠償を東電だけに押し付けるのは正しいか? | 2013/11/28 若杉和彦 | ||
東電福島原子力発電所で事故が発生し、多くの方々が避難先等で亡くなられたが、誰も直接放射線被ばくでは亡くなってはいないし、放射線障害で病院に入院したという話も聞いたことがない。それなのに、住民の避難や除染、風評被害等のための膨大の賠償を東電だけに押し付けるのは正当ではない。事故を甚大に大きくしたのは何かについて感想と意見を述べたい。 | |||
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小泉元総理の見識を問う | 2013/11/25 林 勉 | ||
小泉元総理の最近の「即脱原発論」の無見識ぶりには空いた口がふさがらない。小泉元総理の主張について一つ一つ検証してみる。 | |||
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「夢の中の社長発言」 | 2013/11/14 碇本岩男 | ||
日本人は自慢を嫌い、謙虚さ、奥ゆかしさを美徳と考え、事を荒立てないということも好まれている。勿論、このことに異議はないが、言うべきことを言わない、ということは謙虚でも奥ゆかしいことではない。場合によっては事を荒立てても言わなければならないこともある。つづく・・・ | |||
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原子力の再興の為に、原子力の平和利用の基本的必要性を納得させよう。(なぜ原子力をやるかの応える) | 2013/11/11 伊藤 睦 | ||
原子力の信頼を回復するために、また、原子力の利用再開するためには何が必要か、さらに自然エネルギーの問題点を明らかにし、今こそ、原子力の必要性を正面から議論する必要があることを述べる。 | |||
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ICRPとECRRのバトル(その1) ICRPとECRRのバトル(その2) |
2013/8/14 齋藤 修 | ||
一般の人はあまりご存じないかもしれませんが、欧州グリーンピースが立ち上げた市民グループ欧州放射線リスク委員会(ECRR)と、国際放射線医学会議により設立された国際放射線防護委員会(ICRP)は、激しいバトルを繰り広げています。その実態について紹介します。 | |||
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トンデル論文のその後 | 2013/6/29 齋藤 修 | ||
トンデル氏はスウェーデン北西部のがん増加がチェルノブイリ事故で沈着したセシウムが原因であるとした2006年の論文を自ら修正する新論文を2011年に発表しているが、マスコミにはあまり取り上げられていないので、トンデルの新旧論文およびその周辺情報について紹介する。 | |||
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技術屋の視点 | 2013/5/28 碇本岩男 | ||
福島第一発電所の事故以来、政治家や、メディアでよく使われる「民意」、「世論」というものは何なのかということについて、考えさせられることが多い。技術屋である筆者から視てみると、世論の形成に大きな影響を与えていると思われるメディアの報道内容は疑問に思うことが多くある。そこで、技術屋の視点とはどのようなものか、技術屋の視た事実というのはどういうものかを紹介する。 | |||
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慣性の法則 | 2013/5/28 大野 崇 | ||
慣性の法則とは、”車は急に停まれない”の例えが示すように、動いているものは動き続けようとする性質を言い、無理に停めようとすると軋轢が生ずる。今、我が国の原子力発電所に対してそれが現実に行われようとしている。 | |||
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原子力はヘラクレスか? 福島復興と原子力の美学 | 2013/5/14 小須田紘一 | ||
ノーベル文学賞受賞者川端さんの受賞講演は「美しい日本の私」でした。 一見、四季折々の美とはかけ離れているように見える「原子力」に「美」は存在するでしょうか? | |||
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新安全審査基準骨子案への意見(全般に関わる意見) | 2013/4/13 エネルギー会会員 | ||
発言者:荒井利治、林勉、出澤正人、西郷正雄、大野崇、松永一郎、益田恭尚、石井正則、上田隆、角南義男 | |||
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新安全審査基準骨子案への意見(設計基準に関わる意見) | 2013/4/13 エネルギー会会員 | ||
発言者:金氏顕、大野崇、松永一郎 | |||
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新安全審査基準骨子案への意見(シビアアクシデントに関わる意見) | 2013/4/13 エネルギー会会員 | ||
発言者:大野崇、金氏顕、石井亨、益田恭尚、石井陽一郎、西郷正雄、上田隆、松永一郎、角南義男。 | |||
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新安全審査基準骨子案への意見(地震・津波に関わる意見) | 2013/4/13 エネルギー会会員 | ||
発言者:小川博巳、林勉、富樫利男、益田恭尚、金氏顕、石井陽一郎、石井正則、松永一郎。 | |||
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「技術屋の心眼」にかかわる技術者教育 | 2013/4/4 宅間正夫 | ||
技術者(エンジニア)によって生み出される人工物、に含まれる知識は、”科学”がもたらしたものにに違いない、という考えが一般的だ。しかし、「これは余りにも安直な、現代の俗説の一つである」と、B.S.ファーガソンは「技術屋の心眼」(1992)で言う。技術者・工学者にとって注目すべき論を、この本を基に紹介したい。 | |||
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とことん語る”福島事故と原子力の明日”の第1章で「伝えなければならないこと」 | 2013/3/27 益田恭尚 | ||
第1章「とことん語る福島事故」の編集委員として、感想を述べる。 | |||
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とことん語る”福島事故と原子力の明日”の第2章で「伝えなければならないこと」 | 2013/3/25 岸本洋一郎 | ||
第2章「事故から学ぶ」の編集委員として、感想を述べる。 | |||
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とことん語る”福島事故と原子力の明日”の第3章の取り纏めにあたって | 2013/3/26 若杉和彦 | ||
第3章「放射線は怖い?」の編集委員として、取り纏めの経緯を述べる。 | |||
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水主火従から火主水従・火原主水従へ、その次は自然主?自然エネルギは基幹エネルギーになれるかについての考察 | 2013/3/24 石井正則 | ||
東日本大震災以降、脱原発の切り札として自然エネルギーが一層脚光をあびている。太陽エネルギーは膨大なので資源は十分あると思われている。そこで、どのくらいあるのか、どのくらい利用できるのかを考えてみた。太陽エネルギーは希薄さから大きな面積と、間歇性を補うため大きなバックアップ電源が必要となる。この設備の設置面積とバックアップ電源がネックとなり、基幹電源にはなり得ないことを明らかにした。 | |||
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とことん語る”福島事故と原子力の明日”の第4章、第5章の見どころ | 2013/3/24 石井正則 | ||
第4章「核燃料サイクルは本当に必要か?」第5章「廃炉と放射性廃棄物を考える」の見どころを紹介する。 | |||
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とことん語る”福島事故と原子力の明日”の第6章の取り纏めにあたって | 2012/12/31 中神靖雄 | ||
第6章「日本のエネルギーはどこへ向かう?」は。3.11の事故後、約10ヶ月のやりとりで、往復書簡は12万字超えるものを、纏めたものです。出版して7ヶ月後に読み返してみても、十分新鮮です。 | |||
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門田隆将氏著「死の淵を見た男」の書評に寄せた私の読後感 | 2013/2/23 竹内哲夫 | ||
「死の淵を見た男」という希有な題の本書はこの本を読み出すと耽読を誘う。この1年間に発表された各種事故調査書(東電、民間、国会)の何ページにも及ぶ無機質の文体に辟易していた矢先、この本は実に生身のヒトの話、しかも登場関係者は全て実名で私の既知が沢山登場しつい夢中になった。本当に死を覚悟の決死の行動も再々、この心拍の恐怖心にも自分も同化して心臓も鼓動する。 | |||
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「成長の限界」を読んで | 2013/1/20 早野睦彦 | ||
1972年に刊行された「成長の限界」(ローマクラブ)は、人口、工業資本、農業資本、天然資源、汚染などに着目し1970年当時の成長を続ければ人類の将来として果たしてどのようなことが考えられるか世界モデルを策定していろいろなケーススタデーを試みている。自分の記憶ではおおよそ半世紀後が大きなターニングポイントであったことと東電福島第一事故を契機としたエネルギー問題からもう一度読み直してみた。 | |||
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中国電力島根原子力発電所を視察して思ったこと | 2012/12/31 金氏 顕 | ||
わが国の原子力発電所50基は現在大飯3、4号機だけが運転中でその他の殆どは停止したままですが、一部を除き大飯3、4号機と同等の安全強化対策、即ち津波対策、電源対策、冷却水対策等々を既に行っているのが現実です。私は工藤和彦氏(九大教授)と共に12月3日に中国電力島根原子力発電所を視察する機会があり、その概要報告を添付に纏めました。 | |||
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放射線問題(その3) | 2012/12/24 齋藤 修 | ||
チェルノブイリ事故の健康影響について、ウクライナ・ベラルーシ・ロシアでの影響、スウェーデン北部のがんの増加、ベラルーシの膀胱がんについて解説する。 | |||
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森谷正則著:「1ミリシーベルトの呪縛」の紹介 | 2012/12/10 齋藤健彌 | ||
「今日本中が「放射線が怖いという空気」に覆われています。この空気に逆らえないのか、放射線はそれほど怖いものでないとは、ほとんど誰も言いません。そこで、私は独りでも声を上げようと、本を書きました。この本を読んでいただけたら、怖くないと分かるはずです。」と著者は述べております。是非、一読されることをお勧めいたします。 | |||
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ドイツの固定価格買取制度(FIT)は上手くいったか? | 2012/11/1 小野章昌 | ||
再生可能エネルギーの固定価格買取制度はフィード・イン・タリフ(FIT)と呼ばれドイツが一番進んだ国とされている。2000年から本格的に導入・推進されてきたドイツのFITはその後どうなったのであろうか、検証してみよう。 | |||
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放射線問題(その2) | 2012/10/26 齋藤 修 | ||
福島発電所事故後の状況は福島県の住民を始め多くの人々の放射線理解に混乱をもたらした。今回は事故後の状況を振りかえつて、混乱の原因について考えてみたい。 | |||
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放射線問題(その1) | 2012/10/25 齋藤修 | ||
福島発電所事故は地域住民に多くの困難を強いただけではなく、放射線問題について住民をはじめとする多くの国民に混乱を与えた。ここにこの問題をひるがえって考えてみたい。この問題は国民生活に広い範囲の影響を及ぼす課題であり基礎的なことおよび最近の傾向も含めて連載でお話しをしたい。 | |||
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現実から程遠い「革新的エネルギー・環境戦略」 | 2012/10/20 小野章昌 | ||
政府エネルギー・環境会議から9月14日に発表された「革新的エネルギー・環境戦略」は2030年代に原子力発電ゼロを目指すものであるが、その中味は矛盾に満ちた、現実からかけ離れたものであり、国家のエネルギー計画と呼ぶには余りに未熟である。 | |||
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政権与党として責任あるエネルギー環境政策を! ー 単なる脱・減原子力発電所は現実てきでない ー |
2012/10/20 齋藤伸三 | ||
福島原子力発電所事故では、残念ながら、放射能の大量放出という最悪の事態を招き、近隣住民の方々に多大な犠牲を強いることになってしまいました。しかし、前述の通り、この事故を教訓として世界最先端の安全な原子力発電システムを構築することは可能です。その前提において、各種他電源に関する上述の状況及び原子力発電の過去の経験と実績に鑑みれば、脱・減原子力は将来の国民のエネルギー安全保障に重大な悪影響をもたらすものと言わざるを得ません。原子力発電の早期戦列復帰と維持は我が国の経済基盤を強化し、少なくとも現状レベルの国民生活を維持するために、また、万一の石油危機のような化石燃料危機にも対応するために必要不可欠です。 | |||
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後藤茂著「憂国の原子力誕生秘話」の感想文 | 2012/10/15 石川 迪夫 | ||
元国会議員の後藤茂先生が、最近の反、脱原子力風潮を憂えられて、87才のご高齢にもかかわらず1年半を掛けて「憂国の原子力誕生秘話」を書き上げられ、エネルギーフォーラム社から新書として出版されました。 先生は社会党に居られながら、ただ一人信念を持って原子力推進を曲げられなかった方で、私は随分と可愛がって頂き、お世話になった先生です。 本の内容は、添付しました後藤先生への御礼感想文からお酌み取り下さい。小さな書店では並べてないかもしれませんが、丸善など大きなところで尋ねてくだされば置いてあると思います。 |
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「原子力発電における技術者と科学者の役割」 〜京大基礎研究会と3事故調査委員長フォーラムに参加して〜 |
2012/10/15 金氏 顯 | ||
今年8月8〜10日、京都大学で基礎物理学研究所共同利用の研究会が、「原子力・生物学と物理」というテーマで3日間、約30の講演、3つの総合討論、が行われました。一般公開でしたが参加者は殆どが京大の理学や医学の先生や大学院生、即ち科学者でした。原子力技術者として招待された私は、重工業メーカーで約30年間にわたり原子力発電所の設計、開発、保守に携わってきた経験を基に「原子力発電所信頼性向上に向けての取組み〜40年間の体験から」と題する講演で、1960年代に導入した米国原子力発電所がトラブル続きでそれを克服して世界一信頼性に優れた技術に仕上げた苦難の体験をお話しました。参加者の多くはこの様な話は初めて聞き、科学者と技術者の良い交流になったようです。 |
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石油生産ピークを忘れても良いのか? | 2012/10/15 小野 章昌 | ||
我が国のエネルギー戦略で一番忘れられているのが「石油生産ピーク」の問題である。国家戦略室が中心となって作成した「革新的エネルギー・環境戦略」においても再生可能エネルギー推進は謳われていても、目前に迫った「石油生産ピーク」に対する考慮は一切払われていない。我が国の一次エネルギー供給(2011年)に占める化石燃料の割合が90%であり、中でも石油は45%という重要な役割を担っている。産業・輸送・民生のあらゆる分野で石油は血液の役割を果たしていること、再生可能エネルギーは水力発電を含めても3.4%というわずかな割合しかないことを先ずは認識する必要があろう。 |
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「 安全とは」 | 2012/10/6 碇本 岩男 | ||
東日本大震災から1年半以上経過したが、相変わらず誤解に基づいた原子力報道がなされ、工学ということにまったく無知としか思えない、専門家と称する評論家、政治家が客観的事実、科学的根拠、あるいは日本の国情を踏まえた長期的視野に基づくことのない感情論によって、国の存亡に直接係る重要問題であるエネルギ政策が議論されている。 |
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「法的根拠に基づく再起動を」 | 2012/10/3 大野 崇 | ||
新規制委員長の発言に関心を寄せており、注目しているが、どうも不安を感じており、私の意見を述べさせていただきました。規制体制を刷新し、科学的・合理的に独立した立場から安全規制を行うという点は、同感で賛成しますが、既設プラントは当然これまでの規制に従ってできているわけですから、これを否定するような発言が見られることが、気になっております。 |
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「とことん語る 福島事故と原子力の明日」−学生と原子力OBの往復書簡 | 2012/10/1 小川 博巳 | ||
ほぼ半世紀の年齢差を超越して交わされた「学生とシニアの往復書簡」は、謂わば「爺と孫との問答集」であるが、本書は2009年以来3年間に亘って交された往復書簡の集大成であり、「とことん原子力について語り合った赤裸々な実態」を皆様にご披露したものである。 | |||
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シェールガス・シェールオイルは救世主か? | 2012/9/30 小野 章昌 | ||
米国のシェールガス・シェールオイルが最近注目されている。メディアの中には将来米国産シェールガスを液化天然ガスにして持ってく れば我が国の救世主になりうるのではないかと書く記者もいる。果たしてどれだけの実力のあるエネルギー資源なのだろうか?本質的 なところを探ってみよう。 | |||
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ドイツ倫理委員会における脱原発の報告書を読んで | 2012/9/30 早野 睦彦 | ||
この資料は、東京電力福島第一原子力発電所の事故を受けて、ドイツのメルケル首相が急遽倫理委員会を招集し、ドイツに おける今後の原子力発電の取扱いを諮問したことに対する報告書である。この報告書が菅首相に大きな影響を及ぼしたこと は想像に難くない。 | |||
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原子力発電反対の風潮の広がりを愁う 第二十九話「柳田邦男氏の「原発事故失敗の本質、保安院消せない罪」を読んで |
12/5/16 天野 牧男 | ||
文芸春秋六月号ガ発行され、柳田邦夫氏の『原発事故失敗の品質保安院「消せない罪」』という記事について感想を述べる。 | |||
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原子力発電反対の風潮の広がりを愁う 第二十八話「福島原子力発電所が身を持って証明したもの」 |
12/5/12 天野牧男 | ||
東日本大震災の地震を受けて、福島第一発電所はすべての外部電源を失しなったが、予定通りの操作で原子炉の冷却は順調に行われていた。ところが想定値の2倍を超す津波のためこの発電所は壊滅状態になった。特に此処10年過去の津波に関するデータなどが論議される機会があったのに、無視というよりつぶされていた。この関係部門の対応の在り方に疑問の念を禁じ得ない。しかしこのなかでプラント自体の地震に対す健全性は証明されていた。この発電所が身をもって証明したものの正確な認識を求めるものである。 | |||
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原子力発電反対の風潮の広がりを愁う 第二十七話「冷静に事実を見る事がなさ過ぎる」 |
12/5/12 天野牧男 | ||
今回の大災害によって、福島の原子力発電所が、炉心のメルトダウンに至るような大被害を受けたのは、襲来した大きさの津波に対する対策が全く行われていなかったためである。勿論これは極めて重要な手落ちであるが、その他の点においては、設備のほとんどが完全と言っていいような状態で作動し、その役割が果たされていた。この大災害によって冷静さを失い,真の問題を見る目を無くしてしまうことは、この国にとって極めて重大な問題である。 | |||
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10/04/21 小野章昌
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枝廣淳子氏の「エネルギー基本計」画見直しのヒアリングにおけえるご意見に対し、いくつかの点で反論を掲載した。 |
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10/03/20 小野章昌
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ドイツ政府が2000年から施行してきた再生可能エネルギー全量固定価格買取制度は、10年近い経験を積んだ現在、目指す目標がほとんど果されておらず、むしろ正反対の結果となっていることが、ドイツ・ルール大学など3大学で構成される経済研究シンクタンク(RWI)の調査研究で明らかになった。この論文の概要を紹介する。 |
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09/03/20 佐藤祥次
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2009年2月22日開催の「日経環境シンポジウム」に関する記事で、重要な発言が削除されていた。このことか対するコメントと日経新聞社からの回答を紹介する。 |
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09/01/30 林 勉
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2000年1月2日にNHK衛星放送第一にて放映された“SAVE THE FUTURE”のなかで、一般視聴者に誤解を与える可能性のある事項に対し、意見を提出した。これに対するNHKの真摯な対応は評価できるものであった。このやりとりの要旨を紹介する。 |
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08/03/26 林 勉
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平成二十年3月24日の読売新聞の社説に「原子力白書 今こそ強いメッセージを」と題する論説が掲載された。これは23日に原子力委員会から発表された平成19年度の原子力白書に対する評論である。内容は誠に立派なものであり、この感想を読売新聞論説委員の方にメールしたので、ここにご紹介する。 |
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07/10/07 石正則
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中越沖地震において、関係機関(電力等)の発表と、報道機関の報道内容を対比し検証した。この結果から見ると、発表したことはほぼ報道されていることが分かった。報道機関には不安を増大するようなことがないようなトーンとすることを期待するが、一方、関係機関は一般市民に分かりやすい発表をする必要があると考える。 |
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07/06/10 森島茂樹
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「高レベル放射性廃棄物」を地層の安定な地域に埋設するように検討されいる。この処分地としての「地域調査」受け入れの是非で調査受け入れ派の元町長が敗たが、処分が安全であり適切であることを述べた。 |
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07/04/28 林 勉
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北陸電力志賀1号機の制御棒引き抜け事象の技術的説明を行い、その原因と自己制御制御性などのメカニズムが有効に働いたことを明らかにした。 |
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07/04/01 小林弘昌
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軽水炉の炉心設計に従事してた経験をもとに、少し問題を整理し、何れ明かになるであろう公開事実をより理解しやすくし、また、場合によっては、BWR の設計の Advancement に繋がるかも知れないことを纏めてみた。 |
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07/03/26 林 勉
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今回の北陸電力志賀1号機の「臨界問題」は、チエルノブイリやJCOの臨界事故とは異なり、付随した問題が発生していない理由等を説明し、このような問題に対する見解を述べた。 |
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07/02/22 会員有志
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経済産業省は総合資源エネルギー調査会総合部会の審議を踏まえた「エネルギー基本計画」改定案のパブリックコメントの募集に対し、会員有志が応募した意見を集約して掲載する。(意見募集期間 平成18年12月25日〜19年1月29日) |
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06/09/21 会員有志
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「総合資源エネルギー調査会電気事業分科会原子力部会報告書(案)」(原子力立国計画)の意見公募に対し、本会会員が提出した意見を集約したものです。(意見公募期間 平成18年6月21日〜7月20日) |
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06/03/02 小笠原英雄
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原子力発電所を構成する部品が故障やトラブルを起こしても、「安全設計」により異常の発生、拡大や放射性物資の放出を防止している。この「安全設計」が、故障やトラブルと「安全機能」を「絶縁」しており、「安心」の鍵といえよう。 | |||
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NHK教育テレビ番組「知るを楽しむ」に抗議 |
06/01/08 林 勉
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2005年12月から2006年1月にかけて、早稲田大学教授、池内了氏の「禁断の科学」を放映している。その中で、「原子力の現在」というタイトルで、原子力問題につぃて放映される計画となっている。電気事業連絡会では、この内容について検討した結果、事実誤認が多いため抗議文を送付した。当会でも厳重に抗議すべきと考え、電気事業連合会の抗議内容を含め、更に気がついた事実誤認について記載した。 |
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原子力発電反対の風潮の広がりを愁う |
04/11/20天野牧男
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先日の原子力デーで講演するため来日した、EFN「原子力を支持する環境主義者協会」の会長のComby氏が、その際「もんじゅ」の一日も早い立ち上げを、強く期待していました。これはスーパーフェニックスを廃炉にされてしまった、フランスの環境主義者の声です。今「もんじゅ」の再起動に重要な関連を持つ、福井県知事の「知事へのおたより」欄に、その願いを投稿しました。 |
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原子力発電反対の風潮の広がりを愁う |
04/10/18天野牧男
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この記事は月刊エネルギーの10月号に掲載されたものでありますが、同誌の了解を得てHPに加えることとしました。 テレビが世界中に広がって、ほとんどの情報が即時性をもって伝えられている時代に、自分に都合の悪い情報を隠そうとすることは、その当事者にとってマイナスでしかありません。また情報を的確に伝える能力や、遅滞することなく伝える覚悟も大切です。原子力発電には、本質的に隠さなければならないものはない筈です。若し過ちがあれば、いち早く公表し改善に努めることによって、より信頼性を高めることが可能になります。隠すことは自分の進歩を阻害する、一番の方法です。 |
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04/08/20会員有志
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美浜3号機の事故は死者4人を出すという誠に痛ましい結果をもたらした。当事者はもとより、原子力に関係する者全てこの事故を真摯に受け止め、再発防止に努めなければならない。しかしそうであるからといって、原子力発電の健全な発展を阻害するような過度な対応は取るべきではない。原子力の今後の方向を決めていく要衝の方たちに、この点を十分に配慮していただくために、思いを共有する当会の有志で建議書をまとめて提出した。 | |||
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「10の提言」への追加提案 |
04/08/01小川博巳
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経産大臣の諮問機関「産業構造審議会」と「総合資源エネルギー調査会」は、枠組みを超えて合同会議を持ち、「エネルギー環境政策の再構築」を目指して議論を重ね、中間報告(案)「10の提言」を公表した。 パブリックコメント公募に応じて、『10の提言への追加提案』を事務局へ提出したので、ここに紹介する。 ASEAN+日中韓三国と、必要に応じてロシア・北朝鮮を加えた東アジア地域に的を絞り、我が国がイニシャティブを発揮しつつ、「東アジア地域のエネルギー安全保障の確立」を目指すべきだと訴える。 このためには、東アジアのエネルギー購買力を集約的・戦略的に活かして、「東アジア地域に国際エネルギー市場を構築する構想」など、幾つかの具体的な構想を提案している。(月刊エネルギー8月号に掲載) | |||
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原子力発電反対の風潮の広がりを愁う |
04/07/28天野牧男
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この記事は月刊エネルギーの7月号に掲載されたものでありますが、同誌の了解を得てHPに加える事としました。わが国では各省の力が強く、省が中心となって、今日までの日本が出来てきました。特に高度成長の時期には、進むべき方向は比較的にはっきりしていて、それで上手く取り仕切られていた面が相当にあったように思います。 しかしこれからの国の運営には、はっきりした国家理念と、総合的に見た国益を考えた国家の経綸が必要であります。このために現在、内政の面では総理大臣がイニシアティブを取った、経済財政諮問会議があって、そこで省を超えた国の方針が議論されています。わが国にとってエネルギー問題は、国内だけの問題だけではなく、国としての総合的な方針の立案部門が、やはり総理大臣の直下に持つ必要があると思います。この小論はその面での対応を求めたものであります。以下は月刊エネルギーに掲載したそのままです。 |
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原子力発電反対の風潮の広がりを愁う |
04/07/20天野牧男
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これは『21世紀の環境とエネルギーを考える Vol.24』(時事通信社)に掲載された筆者の同タイトルの記事、第22話に続く最後の部分であります。脆弱な地球の大気を守る最善の手段は、原子力発電であることは言うまでもありませんが、それが本当に役割を果たすには、信頼性を高めることが必要です。新しい技術を開発し、定着させ、大きな事故を発生させないためには、失敗を許容することの重要性を、国民的レベルで認識する事がきわめて重要です。我々の子孫のためにも、この脆弱な地球の上で、どう人類が生きていくか、真剣に考える必要があります。 | |||
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毎日新聞の偏向記事を正す |
04/07/03向山武彦
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IAEAから発表された世界の原子力の将来予測記事に関し、各紙がその内容を報告しているが、毎日新聞はIAEA予測では原子力発電の寄与度について、「高」「低」の両レベルの報告をしているのに、「低」の予測の部分のみを取り上げ、あたかもIAEAがこのように悲観的見方をしているとの印象を読者にあたえている。これはIAEAの意図とは全く異なる取り上げ方であり、記事作成者の偏向した意見といわざるをえず、断固として抗議するものである。以下にその偏向記事の詳細につぃて述べる。またこれと同じ内容の抗議文を毎日新聞編集局長あて提出した。 | |||
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原子力発電反対の風潮の広がりを愁う |
04/06/30天野牧男
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これは『21世紀の環境とエネルギーを考える Vol.24』(時事通信社)に掲載された筆者の同タイトルの記事の一部であり、第21話に続くものであります。この項も同社の了解を得て掲載するものです。炭酸ガスは年々その発生量を増加させ、是弱な地球の大気にインパクトを与え続けています。その増加を抑制する手段について色々考えられていますが、明白に有効な効果をもたらしてくれるものは、原子力発電しかありません。 | |||
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原子力発電反対の風潮の広がりを愁う |
04/06/04天野牧男
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地球の環境についての論議が盛んですが、地球を覆っている大気がどれくらいあるのか、意外に認識が少ないように思われます。これは『21世紀の環境とエネルギーを考える Vol.24』(時事通信社)に掲載された筆者の同タイトルの記事の一部であります。同社の了解を得て掲載するものです。地球を林檎の大きさとすると、大気はその赤い皮の半分です。我々はこんなに脆弱な環境の中で暮らしているのです。 | |||
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原子力発電反対の風潮の広がりを愁う |
04/05/09天野牧男
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第19話で福島県知事に送った質問状を「プルサーマルを何故認めないか」を紹介しましたが、福島県から二人の参事の連名で回答が来ました。4ページにわたる長文のもので、福島県の原子力に対する従来の対応を説明され、昨年の東電の不正問題から、国の原子力政策、安全確保にかかわる基本的な体制、体質そのもののあり方が問われるようになり、これがプルサーマル計画に対する従来の事前了解を白紙撤回する理由であると述べられてありました。この第20話は、それに対する再度の質問であります。 | |||
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河野太郎衆議院議員殿の「原子力政策 負担重い再処理は中止を」(平成16年4月15日付朝日新聞「私の視点」)に対する意見 |
04/04/19松岡 強
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平成16年4月15日の朝日新聞の私の視点で「原子力政策 負担重い再処理は中止を」(末尾添付)ということで投稿されていますが、我が国の根幹であるエネルギー政策について主として経済性より判断して反対を述べられています。これに対し、再処理を含む原子燃料サイクルについての誤解があるのではないかと思い、私の意見を述べたいと思います。是非これに対する貴お考えをお聞かせいただきたいと思います。本文に訂正あり。(04/04/21) | |||
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エネルギーの将来 −新しい原子力開発の重要性についてー |
04/04/18石井陽一郎
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2020年頃をターゲットに、石油の突然の生産抑制の可能性のほか、石炭、天然ガスにも潜在的に問題がある。わが国は単に将来のエネルギーの伸びを悲観するだけでなく、原発の更新のほか、国内では安い深夜電力による産業の開発、海外も意識して、NPT,核燃料サイクル、などに優れた性能を有する原子力の開発に目をむけ、その方法論にも言及した。 | |||
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原子力発電反対の風潮の広がりを愁う 第十九話 福島県知事への質問状 プルサーマルを何故認めないのか |
04/04/09天野牧男
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最近福島県知事がプルサーマル計画を白紙撤回し、その後は一切考えないと、プルサーマルを今後認めないという意思を示されたということが報道されました。 プルサーマルはわが国の原子力政策の上で重要な位置を占めるものであって、その禁止は重大な影響をもたらす事になります。この一文は何故このような決断をしたのか、尋ねたものであります。 | |||
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電力の輸入について |
04/04/05織田 満之
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完璧性を求める国民性、トラブルや放射能への過剰反応などで結果的に原子力発電原価は諸外国に比し高い。過分な原子力規制、自治体要求を是正して諸外国並みへとの主張もある。発電は国内でとの常識に対し、仮に電力輸入を想定して特異な社会状況や規制等の問題を浮かび上がらせるのも意味があるのではないかと考える。 | |||
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水素エコノミー(社会)雑感 |
04/03/22伊藤 睦
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最近は発表された、米国DOEの,水素エコノミー実現に向けての行動計画(HYDROGEN POSTURE PLAN)のEXECUTIVE SUMMARYを見て、彼我の取り組みの違いと感じたことそして、水素エコノミーでも原子力がさらに重要になるだろうとの私見を述べる。 | |||
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映画「東京原発」にみられる間違い |
04/03/16小笠原英雄
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最近封切りされた娯楽映画「東京原発」を見て、如何に娯楽映画とは言え、科学技術的に誤った情報や数値をベースに語られているくだりについては放置できないと思った。問題の部分について正誤表形式に説明を試みた。 | |||
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エネルギーの利用にともない環境影響等により発生する外部費用 |
04/01/12石井正則
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ヨーロッパ連合のExternEプロジェクトでは、エネルギー利用に起因する環境や健康被害を外部費用を含めた発電費用は、石炭、石油の現状のほぼ2倍、天然ガスでは30%増に達する一方、風力、原子力では増加が極めて少ないことが報告されている。この報告の概要を紹介し、併せてこれらの費用の取り扱いに関し私見を述べる。 | |||
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朴勝俊氏の「原子力発電所の事故被害額試算」について |
03/12/25小笠原英雄
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大飯3号機を例に取り、チェルノブイリ級の事故を想定すると最悪被害460兆円、一般の人の急性死亡が17,000人に至るとの朴講師の試算結果は技術的には考えられない。チェルノブイリ事故が提供しているデータ、例えば一般人の急性死ゼロ、は朴先生が用いられたモデルで説明出来るのか。大幅な炉心溶融を伴う事故(シビアアクシデント)の研究はTMI事故以来急速に進んでおり、それらの結果を踏まえた計算をしてもらいたい。また、確率論を否定しておられるが理解に苦しむ。原子炉がどの程度の安全性を付与されているかは確率論を用いないと説明できない。最大級の事故を最悪に評価することによって、原子力発電のような大きな便益を葬ることは人類にとって大きな損失である。社会の中に受け入れられている文明的便益は、自動車の利用もそうであるが、便益とリスクのバランスを背景にしている。今、このように信憑性が乏しい試算を公表することによって一般に恐怖感を植え付けようとする意図は何なのか知りたい。 | |||
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核燃料サイクルを考える |
03/12/08中尾 昇
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昨今問題となっている核燃料サイクルについて、プルサーマルを論点としてまとめたものです。結論としては、説明不足で国民が理解していないというのが現状認識ではありますが、エネルギー自給の大切さを訴えるというものです。 | |||
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原子力を考える |
03/12/08中尾 昇
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原子力でも何でも、賛成反対と言うならば、その前に必要最小限の知識をつけることが必要ということを訴えるものです。義務教育にてエネルギーのことを教えるべきと言うのが結論です。 | |||
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大飯3号の事故被害額に関する論文について |
03/12/04神山弘章
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仮想事故想定のデーターを用いて現実の原子炉の安全性を評価することは意味がない。事故被害額を算定したいなら一般事故のデーターを用いるべきである。 | |||
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03/11/29天野牧男
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朴氏が発表され共同通信が配信した原子力発電所の事故被害試算では、温室効果ガス削減のために重要であるといわれるが、事故時の大量の被害という負の問題もあわせて判断する必要があるとして、大飯原子力発電所3号機で過酷事故が発生したケースを計算され、被害は最大で460兆円、死者40万人となるというものでありました。これは筆者の理解を遠く超えるものであります。 | |||
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朴勝俊氏の「原子力発電所の事故被害額試算」に反論する |
03/11/29林 勉
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京都産業大学の朴講師は大飯3号機の仮想事故時の被害を最大で460億円、急性放射能障害による死亡者1.7万人等の評価結果を発表している。しかしこれらは仮定の積み重ねでできており、現実とはいかにかけはなれた評価であるかを色々な側面から評価し、反論している。 | |||
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朴論文”原子力発電所の事故被害額試算”について |
03/11/25石川 迪夫
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10月27日付けで新聞報道された記事で引用されている朴論文に目を通しました。大飯原子力発電所で事故が起これば、460兆円にも登る被害が出るとか、話の壮大さに釣られたマスコミも有ったようですが、大分割引しないといけません。以下のべるように、文献の誤用や勝手なつまみ食いが幾つか見られます。 | |||
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討論会記録 |
03/11/18会員
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会員討論公開コーナーに会員の討論会記録を掲載しています。 | |||
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週間ポスト記事「ニッポン新エネルギー事情―米が模索する新たな潮流」への感想 |
03/11/01石井陽一郎
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週間ポスト11月7日号の首題記事ををたいへん興味深く拝見し、感想と所見を述べたい。 | |||
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討論会記録 |
03/10/28会員
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会員討論公開コーナーに会員の討論会記録を掲載しています。 | |||
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原子力二法人の統合(J−J統合)に関する報告書(案)への意見 |
03/09/26大井 昇
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「原子力二法人の統合(J−J統合)に関する報告書(案)」に関する文科省の意見公募に応えてコメントを提出したので、これを「私の意見」として掲載する。 原子力二法人の過去の成果の評価をしっかりやり、その反省に立って新法人の使命、運営、そして成果目標を明示し、その目標を達成するための“民”との関連をはっきりすべきである。更に、新法人のトップには、従来の常識、枠組みや発想に捕らわれない人、例えば外国人、を国際的に公募して選んではどうかと考える。 |
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エネルギー教育で何を教えるべきか |
03/06/20荒井
利治
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私はエネルギーに関連して、これからの世代の人々に対し三つのメッセージを強く訴えたいと思う。 | |||
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討論会記録 |
03/06/20会員
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会員討論公開コーナーに会員の討論会記録を掲載しています。 | |||
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原子力発電所の被ばくに関連して |
03/06/05益田
恭尚
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長瀬ランダウア「NLだより」2003年6月発行No306に公開したものである。(公開発言集にも収録) | |||
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「原子力開発の進め方に関する提言」に関連して |
03/06/05益田
恭尚
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月刊「エネルギー」誌2003年5月号に掲載されたものである。(公開発言集にも収録) | |||
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今日の原子力発電所ができるまで (PDF) |
03/05/23石川迪夫
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日本機械学会発行のニュースレターNo.26May2003号に掲載されたもので、安全思想の変遷が判りやすく解説されている。(公開発言集にも収録) | |||
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「もんじゅ判決」と「イラク戦争」 |
03/04/14下浦 一宏
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「もんじゅ判決」と「イラク戦争」を考える上で、「21世紀のエネルギー資源問題」の視点が重要である。化石燃料からの脱却、エネルギー自立化について真剣に考え行動すべき時が来ている。 | |||
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